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【連載】社員座談会 
第1回 JICを選んだ理由

JICでは産業競争力の強化というミッションに共感する仲間が集まり、共に仕事をしています。 本連載では、JICにおける投資を担うファンド投資室に所属し、多様な視点を取り入れ、イノベーションや競争力向上に繋げるためのJICの経営戦略であるDE&I推進にも取り組む3名の若手社員の座談会をご紹介します。 JICでの仕事に対する思いややりがいなどについて、たっぷり語り合っていただきました。

F

ファンド投資室

2023年入社

I

ファンド投資室

2022年入社

M

ファンド投資室

2024年入社

日本の次の時代を創るような仕事に携わりたい

Q. JICへの入社を決めた理由を教えてください。

F MBA留学を経て、自分のプロフェッショナル経験を活かして、日本の次の時代を創るような仕事に携わりたいと考え、JICの公共性やミッションに魅かれました。留学中に訪れたケニアで、道路はガタガタ、インフラも整っていない景色を見たときに、サウジアラビア人のクラスメイトから投げかけられた「この景色を見て、自分の国に感謝する?」という言葉に大きな衝撃を受けたことも、きっかけのひとつです。

I 私もJICの「日本の産業競争力強化」というミッションに共感し、入社したいと思いました。民間企業は自社の収益や事業の成長が最優先だと思います。産業競争力強化はそういったものの積み重ねというのはもちろんですが、グローバル経済における日本の立ち位置が変化してきている中で、もう少しダイレクトに自分として貢献できることがあるのではないかと考えました。

M 私はインフラ関連の企業に新卒で入社し、LP投資に少し関わっていたのですが、もう少し踏み込んで携わりたいと思うようになりました。インフラ関連の企業に勤めていたこともあり、何らかの方法で公共性の高い事業に関与できないかと考えたときに、JICであれば経済的利益だけではなく、政策意義への貢献も追求した投資ができるという点に魅力を感じました。

Q.ファンド投資室の仕事の特徴や面白さはどのようなところですか。

F まずファンドへのLP投資という仕事についてご説明させていただければと思いますが、財務情報や取り扱っている商品など、投資対象となる会社に紐づく具体的な情報が得られる企業への投資と異なり、ファンドへの投資では、そのマネージャーによる投資実績などのデータはあるものの、基本的にはこれからポートフォリオが構築されるファンドを評価することになります。人やチームを見極めて投資するという点では、企業への投資と共通する視点もあると感じています。

M ファンド投資は定量的なデータだけではなく、他の投資以上に人や組織を見ることに重きを置いているところが魅力だと思います。人や組織の評価は、必ずしも定量的なデータに基づいてはかることができるものではないので、人や組織を見極めるところがファンド投資の面白さでもあると思います。

I 一般的に、機関投資家目線でファンドに投資する場合は、トラックレコードを重視すると思いますが、JICの場合はそれに加えてファンドの戦略等が政策的な意義に合致するかも重視します。その分評価の判断は難しくなりますが、面白い部分でもあります。

Q.やりがいを感じるのはどんな時ですか。

F エコシステムにおけるJICの存在感は非常に大きいと感じます。ベンチャーキャピタルに対する機関投資家の関心がまだ高いとは言えない中、JICは最大投資家になるケースも多く、ファンドマネージャーに対して投資家として一定の影響力を持って相対できるのは、JICならではの投資活動と言えるでしょう。投資先のファンドマネージャーからファンド運営について相談を受けることも多いため責任は大きいですが、その分、そういった方々が成功しているのを見るとやりがいを感じます。

I JICGo Global※など様々な投資戦略を掲げていますが、エコシステム作りをしていく中で、その影響力の大きさを直に感じています。今後のエコシステムをどうしていくのが良いか、JICとして何ができるのか、ファンド投資室内で議論する場があるのですが、日本のエコシステム全体という大きな目線で考えることができるのは喜びでもあります。

M 投資先の方から、何か困ったことや悩みが生じた際に、真っ先に頼りにされて、JICの助言に基づいてそういった事象が解決したときにやりがいを感じます。投資先ファンドの皆様と伴走できていると感じることが多く、そういったときに力になれて良かったなと心から思います。

Q.LP投資家にはどのような素養が必要だと思いますか。

F 先輩方を見ると、やはり経験は必要だと思うのですが、物事に対して柔軟な対応ができること、物事をゼロベースで考えられることが大切だと感じます。お二人はどう思いますか。

I どの仕事もそうかもしれませんが、しっかりコツコツ細かいところまで見て、丁寧に業務にあたる姿勢が必要かなと思います。

M ファンドによって特性や状況などは異なるので、柔軟性は必要だと思います。一方で、多くのファンドを担当するので、JICの助言や対応に一貫性があるかどうかも鑑みつつ、業務を行うことが大事だと思います。また、JICは、リターンだけでなく、公共性の観点でも投資検討を行うので、政策意義への貢献に魅力を感じる人に向いているのかなと思います。

Go Global戦略は、国内エコシステムの発展及び国内スタートアップの海外展開に向け、海外VCと国内VC、国内スタートアップとの連携を支援するJICの取組です。