

・次世代ドローン・エアモビリティ分野へのリスクマネー供給の促進
・ドローン技術の社会実装推進により、既存産業が抱える社会課題の解決やSociety 5.0の実現に貢献
・地方へのリスクマネーの供給拡大により、地方のベンチャーエコシステム醸成に貢献
株式会社産業革新投資機構(本社:東京都港区、代表取締役社長:横尾敬介、以下「JIC」)は、ドローン・エアモビリティ事業への投資活動を行うDRONE FUND 3号投資事業有限責任組合(以下「DRONE FUND 3号」)に対しLP投資を行うことを決定しましたのでお知らせします。
JICは、オープンイノベーションによる企業の成長と競争力強化に対する資金供給を通じて民間投資を促進するとともに、投資人材の育成等を行い、我が国の次世代産業を支えるリスクマネーの好循環創出をミッションとしています。
JICは、ミッション達成のため、傘下にJIC Venture Growth Investments及びJIC Private Equityという2つのファンドを組成しており、さらに民間ファンドへのLP投資も行うことで、それらのファンドを通して政策的に意義のある事業分野への投資を行います。
DRONE FUND 3号に対するLP投資について
JICでは、投資戦略に基づき民間ファンドへのLP投資を行っており、今回、JICは、DRONE FUND 3号に対し、30億円の出資を約束するLP投資契約を締結しました。
(1)背景
JICの投資基準*においては、特に重点投資分野の一つとして「Society5.0に向けた新規事業の創造の推進」が挙げられています。具体的には「AI、IoT、ロボットなど第四次産業革命に関する技術の社会実装のほか、バイオ・創薬・ヘルスケア、モビリティ、宇宙、素材、電子デバイスなどの国際競争力を持ちうる事業分野」への長期かつ大規模なリスクマネーの供給が必要とされています。
*https://www.j-ic.co.jp/jp/investment/criteria/
ドローン・エアモビリティ技術は、都市部での移動にかかる時間の短縮や、離島や山間部での移動の利便性の向上、災害時の救急搬送や物資輸送の迅速化などを可能にするもので、既存産業が抱える社会課題の解決やSociety 5.0の実現につながると期待されています。しかしながら、民間VCを通じたドローン関連VBへの投資が一部で行われているものの、このようなVCの多くはポートフォリオの一部としてドローン・エアモビリティ事業への投資を行うに留まっており、ドローン・エアモビリティ分野に対するリスクマネー供給は依然として少ない状況にあります。
(2) DRONE FUND 3号投資事業有限責任組合(DRONE FUND 3号)について
DRONE FUND 3号は、DRONE FUND株式会社(以下「DRONE FUND 」)等を無限責任組合員(GP)として、2020年5月に設立されたファンドです。DRONE FUNDは、世界でも珍しいドローン・エアモビリティ特化型VCとして、ハード・ソフト両面に加えて、ドローン関連サービスや、ドローンに応用可能なテクノロジーに対して投資を行っています。
また、多くのVCが首都圏にフォーカスする中、DRONE FUNDは地方発の案件の発掘に注力しており、DRONE FUND3号においても、引き続き地方有望案件のソーシングが期待されます。
JICは、今回のDRONE FUND 3号へのLP投資を通じて、ドローン・エアモビリティ技術を活用した新規事業の創造を促すなど、ドローン・エアモビリティ産業の発展を支援することにより、移動や輸送に関する社会的課題の解決やSociety 5.0の実現につながる「次世代モビリティ」の推進に寄与することを目指しています。また、地方へのリスクマネーの供給拡大を促進することで、地方におけるベンチャーエコシステム醸成への貢献も期待しています。更に、JICは、DRONE FUNDによるファンド運用に関して、LP投資家の立場から助言を行うことで、将来、DRONE FUNDが機関投資家からの資金受託を拡大できるよう支援をしていきます。
<DRONE FUND 3号の概要>
名称 :DRONE FUND 3号投資事業有限責任組合
設立日 :2020年5月1日
<運用会社概要>
名称 :DRONE FUND株式会社
設立 :2017年
所在地 :東京都渋谷区
代表取締役 :千葉功太郎
URL:https://dronefund.vc/
(参考)JIC のファンド投資戦略

(参考)JIC のLP投資のねらい
(1)企業の成長と競争力強化に向けたリスクマネー供給の「呼び水」
産業競争力強化の観点から重要であるものの、民間投資資金が不足している分野(投資戦略、セクター、ステージ、地域等)への資金供給を行い、短期及び中長期的な民間投資資金の「呼び水」となることを企図します。
(2)リスクマネーの好循環を支える多様な投資チーム・投資人材・投資戦略の創出
①投資チーム
JICからの投資を通じて、ファンドの運用チーム(運用会社)の経験値とトラックレコードを積み上げ、投資家への対応力を上げることで、次号ファンド以降機関投資家(年金・海外投資家等)からのリスクマネー仲介の担い手としての成長を促進します。
②投資人材
JVCA(一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会)等の業界団体、機関投資家、投資先運用者の協力を得ながら、運用者におけるベストプラクティスの研究・導入、投資人材の育成を支援します。
③投資戦略
日本に定着している戦略以外の戦略でも、ファンド設立等に対しJICがLP投資することで市場に多様性と厚みを付加します。
株式会社産業革新投資機構(JIC)について
JIC は2018 年 9 月、産業競争力強化法に基づき発足した投資会社です。JICは、国内投資・イノベーションの好循環の創出、スタートアップの創出・育成、大学発スタートアップ・中堅企業等による地方に眠る経営資源の活用、市場・ビジネス環境の変化に対応する事業再編の促進、を重点投資分野としています。これらの分野に対し、傘下のファンドや民間ファンドへの LP 投資を通じてリスクマネーを供給することで、我が国におけるオープンイノベーションを推進し、我が国産業の競争力強化や投資エコシステムの拡大に貢献することを目指しています。