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「JIC キャピタル株式会社」の設立について

2020
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ニュースリリース
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・Society 5.0の実現に向けた新産業の創造、国際競争力強化に向けた事業再編を促進
・DXの促進など、次世代社会基盤の構築に向けたリスクマネーを供給
・ミッション遂行のための投資プロフェッショナル人材の育成

株式会社産業革新投資機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横尾敬介、以下「JIC」)は、傘下の認可ファンドとなる「JIC Private Equity (以下「JIC PE 」)」の設立を決定し、本日、JIC PEのファンド運用会社となるJICキャピタル株式会社の設立登記申請を行いました。

JICは、オープンイノベーションによる企業の成長と競争力強化のための資金供給を通じて民間投資を促進するとともに、投資人材の育成等を行い、我が国の次世代産業を支えるリスクマネーの好循環創出を目的に設立されました。JICは、傘下にファンドを組成し、そのファンドを通して政策的に意義のある事業分野への投資を行います。JIC PEは、新産業の創造につながる「新興領域への投資」と大規模な事業再編のための「成熟領域への投資」に注力する認可ファンドであり、設立登記等を完了した後、速やかに投資活動を開始することになります。

今回、設立を決定したJIC PEの概要は以下の通りとなります。

1.JIC PEの設立背景

日本企業を対象とするプライベートエクイティ(PE)ファンドは数多く存在するものの、国内の産業競争力強化に向けた中長期的かつ産業政策的な観点でのリスクマネーの供給は依然として限定的であり、各業界において新産業の創造につながる「新興領域への投資」と大規模な事業再編のための「成熟領域への投資」の両面が必要とされています。

しかしながら、日本の各産業界においては、「新興領域への投資」に関しては、多額の資金の確保や異業種参入への心理的ハードルの高さ、また「成熟領域への投資」に関しては、大型買収への資金面、リスク面のハードルが存在していると考えられます。こうした、構造的課題を解決するためには、民間事業会社・金融機関を補完する大規模・中長期のリスクマネー供給が必要不可欠となっています。

また、業界共通の課題として、Digital Transformation(DX)の促進やサステナブル社会の実現、海外市場の取込みといった市場競争環境の変化や社会課題の解決に対応していく観点からも、リスクマネー供給が求められています。

2.JIC PEのミッション

JIC PEは、大規模・長期・中立的なリスクマネー供給を通じて、Society 5.0の実現に向けた新規事業・新産業の創造、国内産業の国際競争力強化、業界の再編といった政策目標と収益目標の両立を目指すとともに、このような活動を担う投資プロフェッショナル人材を育成することを、そのミッションとしています。

3.JIC PEの概要

(1)ファンド規模

JIC PEとして組成されるファンド(JIC PEファンド1号投資事業有限責任組合、以下「PEF1」)に対し、JICはLPとして2,000億円を出資します。      

また、国際競争力強化に向けた大規模な事業再編を企図するような取り組みでは、大型買収などを伴い案件規模が大きくなることも想定されることから、JICとの共同投資を実施するJIC PE共同投資ファンド1号投資事業有限責任組合(PEFJ1)を組成します。JICはPEFJ1に対し、LPとして2,000億円を出資約束します。             

 

(2)PEF1の概要

・無限責任組合員(GP):
JICキャピタル株式会社(JICキャピタル)

・有限責任組合員(LP):
株式会社産業革新投資機構(JIC)
PEF1役職員投資事業有限責任組合(PEF1役職員組合)

*「JIC Private Equity(JIC PE)」は、JICキャピタル、PEF1、PEFJ1、PEF1役職員組合等の総称です。

 

(3)運営期間、投資期間

JIC PEのファンドは、原則として、その運営期間を10年間とし、投資期間については設立から5年間とします。

(4)投資戦略

Society 5.0 の実現に向けた新規事業・新産業の創造や国内産業の国際競争力強化、業界の再編など、社会的にインパクトのある投資を目指します。

 

①バイアウト投資

国内外企業の再編・統合を通じて、産業構造の改革及び国際競争力強化を目指します。

 

②グロース投資

国内外の高成長企業への出資により、日本発グローバルリーダーの創出及び国際競争力強化を目指します。

 

③次世代社会基盤投資

リスクマネーが不足する通信や再生エネルギー等の新たな社会基盤の構築等を企図した投資を行います。

4.JIC PEの運営体制

PEF1は、GPとなるJICキャピタルによって運用されます。JICキャピタルの会社概要は以下の通りです。

■ 会社名  :JICキャピタル株式会社
■ 株主構成 :JIC100%
■ 設立日  :2020年9月9日(登記完了が前提)
■ 業務内容 :

・ PEF1等の運用業務(バイアウト投資、グロース投資等)
・   投資先のモニタリング業務(PMI活動によるバリューアップ、企業間の連携促進等)  
・ 人材育成業務(投資先の経営者育成含む)

 

■ 代表取締役社長 CEO 池内 省五
■ 取締役                       久村 俊幸(JIC 取締役)
■ 取締役                       福本 拓也(JIC 取締役)
■ 監査役                       鈴木 真一郎

<池内 省五氏プロファイル>

略歴:京都大学大学院工学部卒業

   1988年:(株)リクルート(現(株)リクルートホールディングス)入社

   2005年:同社 執行役員 経営企画室、事業統括室担当

   2012年:同社 取締役 兼 執行役員

   2013年:(株)リクルートホールディングス 取締役 兼 常務執行役員

   2016年:同社 取締役 兼 専務執行役員

   2020年:同社 顧問(現在)

 

その他役職、委員等

   ソニーフィナンシャルホールディングス(株)社外取締役

   AnyMind Group(株)社外取締役

   内閣府「構造改革評価報告書」タスクフォース委員

   経済産業省「経営競争力強化に向けた人材マネジメント研究会」委員 等

JICは、投資を通じて、オープンイノベーションによる企業の成長、産業の創造と競争力の強化を図るとともに、次世代産業を支えるリスクマネーの好循環の創出を目的に設立されました。昨年12月の新体制発足後、本年7月にはベンチャー・グロース領域を対象としたJIC Venture Growth Investments(JIC VGI)を設立しました。さらに、今回、大型のグロース・バイアウト投資等を対象とするJIC PEの設立により、JICが主体的に設立する2つのファンドが本格的に活動を開始することになります。

(参考)JIC のファンド投資戦略

株式会社産業革新投資機構(JIC)について

JICは、2018年9月、産業競争力強化法改正法の施行に伴い、従来の株式会社産業革新機構から株式会社産業革新投資機構に商号を変更し発足した投資会社です。IoT、ビッグデータ、AIなど、新たな情報技術の社会実装が世界で加速する中、投資に適したガバナンス構造と迅速で柔軟な投資判断により、長期・大規模な成長投資を中心としたリスクマネー供給への要求に応える新たな組織として誕生しました。

<本発表資料に関するお問い合わせ先>

株式会社 産業革新投資機構  経営企画室 広報

東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア

Eメール:press@j-ic.co.jp

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