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PRIのアトキン代表が
JIC社長の横尾を
表敬訪問
3月19日、PRI*(責任投資原則)のアトキンCEOがJIC社長の横尾を表敬訪問しました。
JICは2023年10月にPRIに署名しており、面談の中では世界的なESG推進の広がりや、ESGの課題に対応するための企業の動きや資金の流れを踏まえ、ESGを機会と捉えて継続的に取り組む重要性について、改めて認識を共有しました。また、米国を中心に反ESGの動きがある中でも、気候変動を巡るリスクマネーのビジネスの流れ等に大きな変化が見られないことや、ESG投資における受託者責任の観点から、「持続可能(Sustainable)」を軸にESG推進の潮流は変わらないという点でも見解が一致しました。
JICは日本の産業競争力強化やリスクマネーを巡るエコシステムの成長、発展に寄与するべく、投資先ファンドや投資先候補のファンドをはじめ、日本のプライベートエクイティ業界におけるESG投資の推進に取り組んでいます。一方、PRIは署名機関であるPEやVCに対して、ESG投資におけるリソース不足に対応するための支援を行っており、具体的な支援内容として、責任投資に関するポリシーやDDQ(投資家向けデューデリジェンスQ&A)ガイドライン、ESG投資に関するベストプラクティスの提供・共有について、改めてご説明いただきました。
また、ESG推進の一環としてJICが取り組むDE&I推進についても、DE&Iを経営課題と捉え、意識変革を実現するためのロールモデルの創出や周知、企業文化を変えるための取組や制度改革等について意見交換しました。その中で、アトキンCEOがオーストラリアの年金ファンドで女性管理職比率約45%を実現したことや、横尾が200人の女性管理職候補者を前に、男性一人という環境で行ったプレゼンテーションを通じて、マイノリティとしての体験がDE&I推進に役立つと実感したこと等、経営者としての互いの経験を共有し合いました。更に女性比率が高いスタートアップやVCの成長や、女性管理職比率が高い企業における組織の活性化等、国内外で実証されるDE&I推進の効果についても認識を共有し、起業家やキャピタリストに占める女性比率の向上をはじめとした、日本のスタートアップエコシステムにおける多様性推進に取り組む意義を再確認しました。
面談を通じて、ESGやDE&Iに関する課題感や、その推進におけるJICの目的や方向性、具体的な取組についてPRIの賛同を得て、今後の更なる連携について改めて確認しました。
*PRIは、6つの責任投資原則を実行に移すため、自らの国際的な署名機関ネットワークと連携しています。PRIの目的は、環境、社会、ガバナンス(ESG)課題が投資に与える影響を理解し、署名機関がこれらの課題を投資やオーナーシップの意思決定に統合する支援をすることです。