一覧に戻る

WUV1号投資事業有限責任組合へのLP投資について

2022
.
08
.
23
ニュースリリース
印刷する
記事をシェアする

・大学等が有する将来性ある技術を活用した新規事業の創造
・国際的に競争力を持つディープテック・スタートアップの創出
・アカデミア発スタートアップ・エコシステムの強化

 株式会社産業革新投資機構(本社:東京都港区、代表取締役社長:横尾敬介、以下「JIC」)は、早稲田大学ベンチャーズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 山本哲也、太田裕朗、以下「早稲田大学ベンチャーズ」)が運営するWUV1号投資事業有限責任組合(以下、「WUV1号」)に対し、LP投資を行うことを決定しましたのでお知らせします。
 JICはオープンイノベーションによる企業の成長と競争力強化に対する資金供給を通じて民間投資を促進するとともに、投資人材の育成等を行い、我が国の次世代産業を支えるリスクマネーの好循環の創出をミッションとしています。
 JICはミッション達成のため、民間ファンドへのLP投資や傘下のファンドによる投資を通じて政策的に意義のある事業分野への投資を行います。

WUV1号に対するLP投資について
 JICは投資戦略に基づき民間ファンドへのLP投資を行っており、今回、WUV1号に対し初回クロージングに於いて30億円の出資を約束するLP投資契約を締結しました。

1.投資の背景
 JICの投資基準*においては、重点投資分野として「Society5.0に向けた新規事業の創造の推進」が挙げられています。

* https://www.j-ic.co.jp/jp/investment/criteria/

 具体的には「AI、IoT、ロボットなど第四次産業革命に関する技術の社会実装のほか、バイオ・創薬・ヘルスケア、モビリティ、宇宙、素材、電子デバイスなどの国際競争力を持ちうる事業分野」への長期かつ大規模なリスクマネーの供給が必要とされています。
 このようなディープテック領域のスタートアップ支援においては、大学等の科学研究や革新的な技術開発における成果の商用化を担うアカデミア発スタートアップへの支援が必要ですが、日本におけるリスクマネー供給は限定的な状況です。
 また、「ユニコーンスタートアップの創出」についても、JICの投資基準において重点投資分野とされており、「グローバルな経済圏において競争力をもって持続的に成長することを目指すユニコーンスタートアップの創出」 に対する長期かつ大規模なリスクマネー供給が必要とされています。
 日本の大学等の研究機関における科学研究や革新的な技術開発は、諸外国と比較しても高い水準にあるとされており、その成果の商用化は、グローバルな経済圏で競争力を持つスタートアップの創出において、有力なアプローチになると期待されています。

2.WUV1号について
 WUV1号は、早稲田大学初の大学名を冠するベンチャーキャピタルである早稲田大学ベンチャーズを運用者として設立されました。早稲田大学ベンチャーズは、同大学を中心とした大学発のディープテック・スタートアップを支援する方針を掲げています。また、WUV1号は、早稲田大学が協定を結ぶ、海外の大学をはじめとした研究機関や海外のVCとの連携や、早稲田大学ベンチャーズのメンバーが有する海外の人的ネットワークの活用により、投資先スタートアップのグローバルでの研究開発や事業展開を推進する方針を掲げています。
 JICは、今回のLP投資を通じ、日本のアカデミア発で、国際的にも競争力を持つディープテック・スタートアップの創出が加速されるとともに、呼び水効果が発揮されることを期待しています。
 また、大学等が有する将来性ある技術シーズの発掘や事業化のための初期的な資金需要だけでなく、量産化に向けた設備投資のための資金需要にも対応するなど、更なる成長を促すフォローオン投資の強化により、民間投資資金が不足しがちな大学発スタートアップに成長機会をもたらすことができると考えています。
 また、JICは、早稲田大学ベンチャーズの初号ファンドであるWUV1号に対するファンド募集や同社の体制整備等へのサポートを通じて、VCとしての持続的な成長を支援し、アカデミア発スタートアップを取り巻くエコシステムの強化に貢献することを目指しています。

<WUV1号>
名称   :WUV1号投資事業有限責任組合
設立   :2022年8月
存続期間 :10年間(最長3年間の延長が可能)
GP     :WUV1号GP有限責任事業組合

<運用会社概要>
名称   :早稲田大学ベンチャーズ株式会社
設立   :2022年4月
所在地  :東京都新宿区
代表取締役:山本哲也、太田裕朗

(参考)JIC のファンド投資戦略

(参考)JIC のLP投資のねらい

(1)企業の成長と競争力強化に向けたリスクマネー供給の「呼び水」
 産業競争力強化の観点から重要であるものの、民間投資資金が不足している分野(投資戦略、セクター、ステージ、地域等)への資金供給を行い、短期及び中長期的な民間投資資金の「呼び水」となることを企図します。

(2)リスクマネーの好循環を支える多様な投資チーム・投資人材・投資戦略の創出
 ①投資チーム
 JICからの投資を通じて、ファンドの運用チーム(運用会社)の経験値とトラックレコードを積み上げ、投資家への対応力を上げることで、次号ファンド以降機関投資家(年金・海外投資家等)からのリスクマネー仲介の担い手としての成長を促進します。

 ②投資人材
 JVCA(一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会)等の業界団体、機関投資家、投資先運用者の協力を得ながら、運用者におけるベストプラクティスの研究・導入、投資人材の育成を支援します。

 ③投資戦略
 日本に定着している戦略以外の戦略でも、ファンド設立等に対しJICがLP投資することで市場に多様性と厚みを付加します。

株式会社産業革新投資機構(JIC)について
 JIC は2018 年 9 月、産業競争力強化法に基づき発足した投資会社です。JICは、Society5.0に向けた新規事業の創造の推進、ユニコーンベンチャーの創出、地方に眠る将来性ある技術の活用、産業や組織の枠を超えた事業再編の促進、を重点投資分野としています。これらの分野に対し、傘下のファンドや民間ファンドへの LP 投資を通じてリスクマネーを供給することで、我が国におけるオープンイノベーションを推進し、我が国産業の競争力強化や投資エコシステムの拡大に貢献することを目指しています。

<本発表資料に関するお問い合わせ先>

株式会社 産業革新投資機構  経営企画室 広報

東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア

Eメール:press@j-ic.co.jp

一覧に戻る