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DNX Partners Japan IV, LP およびDNX Partners Annex Japan III, LPへの LP投資について

2022
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ニュースリリース
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・Society 5.0に向けたディープテックとSaaSの融合領域における新規事業創造の推進
・ユニコーン創出に向けた国内スタートアップのグローバル展開支援、およびグロース・レイターステージのリスクマネー供給
・国内外の機関投資家からの資金調達の拡大

 株式会社産業革新投資機構(本社:東京都港区、代表取締役社長:横尾敬介、以下「JIC」)は、東京とシリコンバレーに拠点を構えてスタートアップ投資を行うDNX Ventures(以下、DNX)が運営する2つのファンドDNX Partners Japan IV, LP(以下、DNX4)とDNX Partners Annex Japan III, LP(DNXA3)に対して、LP投資を行うことを決定しましたのでお知らせします。
 JICは、オープンイノベーションによる企業の成長と競争力強化に対する資金供給を通じて民間投資を促進するとともに、投資人材の育成等を行い、我が国の次世代産業を支えるリスクマネーの好循環の創出をミッションとしています。
 JICは、ミッション達成のため、民間ファンドへのLP投資や傘下のファンドによる投資を通じて政策的に意義のある事業分野への投資を行います。

DNX4およびDNXA3に対するLP投資について
 JICは投資戦略に基づき民間ファンドへのLP投資を行っており、今回、JICはDNX4に対して60億円、DNXA3に対して30億円の出資を約束するLP投資契約をそれぞれ締結しました。

1.背景
 JICの投資基準*では、重点投資分野として「Society 5.0に向けた新規事業の創造の推進」や「ユニコーンの創出」が掲げられています。

* https://www.j-ic.co.jp/jp/investment/criteria/

 「Society 5.0に向けた新規事業の創造の推進」に関して、日本では、非連続なイノベーションに繋がる研究開発が限定的であることや、スタートアップ等の外部組織・機関との連携が進まないことが課題とされています。このような状況において、Society5.0の実現に向けた非連続なイノベーションの創出のためには、ディープテックに取り組むスタートアップへの支援が重要となります。
 また、「ユニコーンの創出」に関しては、国内スタートアップのグローバル市場進出が重要ですが、国や地域ごとに異なる規制や商習慣、文化、言語等の様々な課題の解決が必要となります。加えて、グロース・レイターステージにおいて、事業を十分に成長させるための大規模な資金の調達も重要ですが、国内では、こうしたリスクマネーの供給は限定的です。

2.DNX4 およびDNXA3について
 DNX4およびDNXA3は、日本と米国に拠点を持ち、スタートアップへの支援を行うDNXを運用会社として設立された投資ファンドです。DNXは、国内においてSaaS(Software as a Service)分野の有望なスタートアップへの投資実績を有しており、ディープテック領域のスタートアップに対しても、SaaSのビジネスモデル導入を戦略的に支援しています。また、米国市場のSaaSやディープテックに関する先進的な知見を活かし、日本のスタートアップの海外進出支援を行っています。
 DNX4においては、SaaS分野に加えて、ファンド総額の一定割合をディープテックとSaaSの融合領域のスタートアップに対する投資に割り当てることを計画しており、そのための体制も整備する方針です。
 また、DNXA3は、DNXの既存ファンドの投資先のうち、更なる成長を促進するための大型調達を行う有望なスタートアップに対して、フォローオン投資を行います。
 JICは、DNX4及びDNXA3へのLP投資を通じ、Society 5.0に向けたディープテックとSaaSの融合領域における新規事業の創造に繋がることを期待するとともに、ユニコーン創出に向けた、国内スタートアップのグローバル展開支援、グロース・レイターステージのリスクマネー供給に繋がることを期待しています。
 加えて、JICは、DNXに対して、機関投資家を意識した体制整備などの支援を行うことで、国内外の機関投資家からの資金調達の拡大を企図しています。

3.SCJ2について
 SCJ2は、国内事業会社等との豊富なネットワークを有するSpiral Capitalを運用会社として設立された投資ファンドです。Spiral Capitalは、ユニコーンの創出を目指し、フィンテック・ヘルスケア・スマートインフラを重点投資セクターとしつつ、ディープテック領域にも投資を行う方針を掲げており、SCJ2においても投資金額の2割から3割程度をディープテック領域に割り当てる予定です。
 また、同社はスタートアップと国内事業会社等との連携を促進するため、独自に構築した企業データベースの活用及びマッチングイベントの開催等を通じ、投資先スタートアップと国内事業会社等との資本提携・業務提携を実現した実績を有しており、JICはSCJ2へのLP投資により、オープンイノベーションの促進に繋がることを期待しています。特に、同社が注力するディープテック領域では、スタートアップと国内事業会社等との資本提携・業務提携が重要となることも多く、SCJ2がスタートアップと国内事業会社等との橋渡し役を務めることも期待しています。
 加えて、JICは、Spiral Capitalに対して、機関投資家を意識した体制整備などの支援を行うことで、機関投資家からの資金調達の拡大を企図しています。

<DNX4>
名称  :DNX Partners Japan IV, LP
設立  :2022年
存続期間:10年間(最長2年間の延長が可能)
GP    :DNX Ventures Partners IV JP, LP

<DNXA3>
名称  :DNX Partners Annex Japan III, LP
設立  :2022年
存続期間:10年間(最長2年間の延長が可能)
GP    :DNX Venture Partners Annex Japan III, LP

<運用会社概要>
名称  :DNX Ventures
設立  :2011年
所在地 :東京都、米国カリフォルニア州
マネージング・パートナー:北村充祟、Quaeed Motiwala、倉林陽、前田浩伸

(参考)JIC のファンド投資戦略

(参考)JIC のLP投資のねらい

(1)企業の成長と競争力強化に向けたリスクマネー供給の「呼び水」
 産業競争力強化の観点から重要であるものの、民間投資資金が不足している分野(投資戦略、セクター、ステージ、地域等)への資金供給を行い、短期及び中長期的な民間投資資金の「呼び水」となることを企図します。

(2)リスクマネーの好循環を支える多様な投資チーム・投資人材・投資戦略の創出
 ①投資チーム
 JICからの投資を通じて、ファンドの運用チーム(運用会社)の経験値とトラックレコードを積み上げ、投資家への対応力を上げることで、次号ファンド以降機関投資家(年金・海外投資家等)からのリスクマネー仲介の担い手としての成長を促進します。

 ②投資人材
 JVCA(一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会)等の業界団体、機関投資家、投資先運用者の協力を得ながら、運用者におけるベストプラクティスの研究・導入、投資人材の育成を支援します。

 ③投資戦略
 日本に定着している戦略以外の戦略でも、ファンド設立等に対しJICがLP投資することで市場に多様性と厚みを付加します。

株式会社産業革新投資機構(JIC)について
 JIC は2018 年 9 月、産業競争力強化法に基づき発足した投資会社です。JICは、Society5.0に向けた新規事業の創造の推進、ユニコーンベンチャーの創出、地方に眠る将来性ある技術の活用、産業や組織の枠を超えた事業再編の促進、を重点投資分野としています。これらの分野に対し、傘下のファンドや民間ファンドへの LP 投資を通じてリスクマネーを供給することで、我が国におけるオープンイノベーションを推進し、我が国産業の競争力強化や投資エコシステムの拡大に貢献することを目指しています。

<本発表資料に関するお問い合わせ先>

株式会社 産業革新投資機構  経営企画室 広報

東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア

Eメール:press@j-ic.co.jp

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